2006/12/19

きっと。意味のある旅だったと思うんだ。

遠い昔の話だが。
自転車に乗ったまま。このまま走り続けたら。

僕は何処へ行けるんだろう。

そう。思った事がある。
もしかしたら「フランス」とか「イギリス」とか「冥王星」とかに。
行けるんじゃねーの?的な期待も込めて。
そう。思った事がある。

そう。思った後に。
僕は。ペダルをこぎ始めた。
莫大に膨らんだ期待と。一抹の不安を背負って。


目的地は。「たどり着いた場所」だった。


モヤッとする夏の風を全身で感じ。
前へ前へ。僕はこぐ足を止めることなく走り続けた。
真っ白な頭で。
ただ一心に走り続けた僕は。
知らない街にたどり着いていた。

ソレでも僕は。こぐ足を止めない。


─…俺。何でチャリンコこいでんだ?

─…俺。何処へ向かってんだ?


答えなどなかった。
最初から答えなど求めてなかったのだから。

燦燦と頭上から照り続ける太陽だけが。
僕の行く末を見守っていた。
いや。見守っていたといえば語弊があるだろう。
彼は容赦なく僕を照らし続け。
僕からペダルをこぐ力を奪っていった。

滴り落ちる汗という水滴が。
真っ青なTシャツというキャンバスに。
なんともいえない模様を描いていた。


あぁ…何となく。ハンバーガーに見える…


お腹が空いていた。
満腹時の胃の体積を10とするならば。
その時の体積は1未満であった。

とうとう僕は力尽きて自転車から降りて、そして路上ですっ転んだ。
周りは住宅地。
そう。ココは小高い丘だった。

路上から見る空は新鮮で。
いつもと違う表情を見せてくれた。
空一面の青ではなかったが。
その青はウェンツの目よりも青かった。


僕がたどり着いた場所は。
隣町の総合住宅地。
車で走っても。40分足らずで行ける所であった。

結局。フランスにもイギリスにも冥王星にも行けなかった。
当時の僕は自転車しか、移動手段を知らなかったのだ。
けど。今の僕は。フランスにもイギリスにも行く術を知っている。
(冥王星は知らん。)


この小さな旅の意味は。当時わからなかった。
そして。今の僕もわからない。

もう一度あの頃の気持ちで自転車をこげばあるいは…。



えー?!今は
原チャリあるもん。




もう。僕はあの旅の意味を知る事はできない。



 
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ソロソロ旅がしたくなってきたよ。



コメントしとこ
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2006/10/10

優希の世界で一番熱かった夏

先日。部屋の掃除をしていると懐かしい物が出てきました。

「3年の時の演劇の台本」


やる気満々で主人公に立候補した俺は。
見事本番で主人公を演じることに。

1ページをめくると、俺がメモっていたキャストが書かれていた。


主人公…オレ


どれだけ主張したいねん…お前。



「昭和20年・夏。ユウキは、若くして徴兵されて、沖縄で従軍していた。」


戦争ですかっ?!
なんともこの年は戦後60年だったらしく。
台本係の方は戦争物の物語にしたそうです。
(いまさら私信:色々文句言って台本書き直してもらってごめんなさい)


「その恋人も、沖縄で兵士の看護に当たっていた。
そんなときの、世界で一番熱い夏の日の物語である。」



別に岸谷五郎や和久井映見は出ませんのでご安心ください。
参照→ここ


場面は米兵に追われる日兵(俺含む)が出てくるところから始まる。


「逃げろ!」「いいから走れ!!」


何か…かなり激しい始まり方だな。
体育館のドアが開く。主人公と日兵は走って入ってくる。
大きな銃声と共に、米兵の声が聞こえる。

スポットライトは赤で、会場中をグルグル回っている。
BGMはなんか忘れたけど、「踊る大走査線」で流れてたやつ。

そんでもって色々自分で書いた注意書きの中で気になる書き込み発見。


「これ言ってからココまでダッシュ」




ドレを言って、
ドコまでダッシュ?!



米兵容赦なく銃を撃つ。主人公は脚や腕などに傷を負う。


この後に、台本係の人の一言。


《怪我は無理かな?》




無理です!!



結局怪我をした振りをしながら歩く俺。


主人公、次第に足取りを遅くしながらようやっとの事で舞台にたどり着く。
そして体力の限界に陥って、主人公はよろよろと木にもたれかかる。



おー。何かスゲェ緊迫した雰囲気。
実際演じている俺も、この時は結構入ってた。自分の世界に。
あー。俺は今戦争の真っ只中で、米兵に追われてるんだ。
でももう走れねぇよ…誰か助けてくれ…。って。




思ってたわけなかろう。



中々追いついて来ない米兵に、焦ってたわ。
少し階段上がるときに待ったわ。
ワザとこけて、時間かせいだわ。
俺って…意外と演技派?!


舞台下から、米兵たちがおいつく。そして取り囲む。
荒い息を吐きながら、主人公は傷を負った腕を押さえながら後退る。



何だ?何だ?どうなっちゃうの?俺?!
米兵に囲まれちゃったよ?ユウキピンチじゃん!!


米兵3…「グッバイ!」
そして米兵3が銃を構え、ユウキの胸を狙って引鉄を引いた。







死ぬの?!俺…


劇開始1分で?!



まぁ、結局は死んでいなくて、この後結婚式やプロポーズシーンがあるんですが。
(文字だけで書くと理解不能だよね)
まぁとにかくユウキは死んでなくて、夢で恋人と結婚式を挙げて、目が覚めてプロポーズするって話なんだけど。
(余計わからなくなったよね…)



ユウキ「○○、前にお前に話した事覚えてるか?」
恋人「っぇ?何の話??」
ユウキ「俺の夢は、何かって話。」
恋人「もちろんよ」
ユウキ「俺の夢は…お前と、これからを一緒に生きること。」
恋人「え?…それって…」
ユウキ「○○、結婚しよう。」




今考えると、よく演じたよな…俺。
だって当時。

同じ学校で同級の彼女がいたから。

まぁあとで聞くと劇の片づけで全然俺たちの劇は見れてなかったらしいから安心安心。


そして。見事俺たちは演劇部門で優勝したのであった。



っえ?




オチ?






うるせぇ。そんなもんねぇよ



 
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ランキングだって。へー。ランキングだって。



コメントしとこ
2006/03/01

優希事件簿

今日は我が校で卒業式が行われました

当然俺も出席なワケで

3年間の思い出とかがイッパイ溢れてきたりと

少々の涙を浮かべたり・・・(´ω`;)

そんな雨の卒業式を機に

3年間を振り返ってみようと思います

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